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高速メモの技術3

 


本日は昨日の「高速メモ」の技術の続きです。

■昨日の要約


メモは一時的に記憶にとどめておくためのものなので、素早く・もれなく書けることが大切。
だから、人の話すのと同じくらいの速度で書き取れることが理想です。

このためには、人の言ったことをそのまま文字として書き起こしていては間に合いません。

昨日紹介したのは

 ●イニシャル変換する
 ●日付時刻の表記方法を統一する
 ●「ん」「っ」「ゃ」「ー(長音)」は省略する
 ●濁音、半濁音の省略表記
 ●複数のゼロは書かない


の2つを紹介しました。

■図形で表記する


たとえば、

  利益が増えている

ということをメモするためには

  りえき↑

と書けば大体わかりますよね。

よく使う動詞記号は

 ↑   増加
 ↓   減少
 →   横ばい、関係(時系列などの一方向性)
 ←→  行ったり来たりするようなもの
 ★   宿題、大切なところ
 ○   要チェック
 ▽   感情、意思などを表す(本当は「ハート」がいいんですが、書くのが手間なので)

なんだかPCでもかけちゃう程度の図形ですが、これだけ書けるだけでもずいぶん手間が減ります。

PCだとかけませんが、矢印の先は ">" ではなく、">"の片側(上側?)しか書きません。それで十分わかります。

 

 

■名前は呼び方の最初の1文字をQで囲む


Qというのは、マルにちょっと尻尾がついてますよね。

昨日名詞を省略した時にはマルで囲むというお話をシましたが、人の名前はもうちょっと特別扱い。
しっぽを付けるという、ひと手間かけておきましょう。

たとえば、「杉山さん」だったら

  「S」をQで囲む

でおしまい。同時に「仙田さん」も書くときには、杉山さんはSにマルのままで、仙田さんは

  「セ」をQで囲む

と書きます。カタカナ表記は「ん」の省略形だったことを思い出せば、「せん」で始まる人だとわかります。

■助詞はムシ


なんだか語呂合わせのようですが、助詞は使わなくても意味がわかります。
日本語を習いたての外国人がよくやる「単語だけを並べる」というやつ。

 私は研修のために京都に行くことになると思います



  わたし 研修 京都 いく おもう

で十分通じますよね。

今までの紹介した表記方法を使って書くと

  (わ)、 ケシ。 →(KT) ▽

    ※()はまるで囲んである
    ※()、はQで囲んである

助詞は通常のビジネスではあまりいらないです。ただ、ちゃんと意味を伝えようと思うと重要な時がありますが。

 「私はあなたが好きです」
 「私はあなたも好きです」

は大違いですね(^^;

■図解技術


これらの単語の書き方に加えて、「話(文脈・意味)」を図解表記する事ができれば、ほとんど人が話す速度で書けるようになります。
図解の技術については、ちょっとここでの本題と外れますし、この連載も3回めになってしまったので、またそのうち。


■要するに慣れです


最初やってみると、ちょっと考えないと出てきません。
なので慣れるまでは逆に時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえば、めちゃめちゃ高速にメモが取れるようになります。

あともう一つのメリットは、そのメモを見た人が何が書いてあるかわからないこと

メモ帳はいつも持ち歩くので、紛失の危険性はあります。
それに書いているところを打ち合わせをしている相手からも見えることがあります。

これだと知らない人から見るとほとんど暗号です。
これもメリットのひとつかも。

 

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