仕事を効率化するヒント

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権限を拡大する

 


あなたが現在持っている権限はどこまで届くでしょうか?

あなたがもしイチ課員であれば、自分の後輩に指示出来るところまででしょうか?
あなたがもし課長・係長なのであれば、自分の部下まででしょうか?

■権限は拡大できる


もし自分の権限のある範囲が、組織の範囲にとどまっていると思っているなら、すごく損をしてます。

権限というのは自分で勝手に拡大できるのですよ。
そして権限を拡大した人が、より上の職位に上がっていけます。

ここで、権限という言葉の意味を考えてみたいと思います。

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1.ある範囲のことを正当に行うことができるものとして与えられている能力。
2.その能力が及ぶ範囲。 「強大な−をもつ」 「 −外の事項」

引用元   Weblio辞書
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ちょっと説明しやすく編集していますが、1.は「与えられた範囲」と書かれています。つまり、これは組織構成そのものですね。

でも、2.は誰かから与えられたものではないみたいですね。
言葉を変えれば「影響力」に近いものでしょうか。ただし、権限という限りは、影響を与えるだけでなく、その意思決定をする力がないといけません。

多くのサラリーマンにとっては、権限は職能として上司(や社内規程)から与えられるものだという概念があるみたいですが、実際に「君の決定権はここまで」と言われた経験は少ないのではないしょうか。
そう、実際にはそれが正確に規定されているわけではないんですね。

じゃあ、それを逆用して自分の権限範囲を勝手にコントロールすることも可能なわけ。

私がそれに気がついたのは課長になる前でした。
ある部門横断プロジェクトをやっている時に、別の部門の人にやってもらいたいことがあって、それを上司に相談に行った時に、「お前がやらせればいいじゃないか」とあっさり言われた時に、「あ、これが権限範囲なんだ」と気が付きました。

それ以来、なにかの部門横断プロジェクトをするたびに、職位とは関係なく、自分の指揮命令する範囲を広げることに気を配ってきました。

そうしたら、他の課、他の部門のメンバーの年間目標すら勝手に決められるようになったんですよ。
もちろん、すべての業務をコントロール出来るのはその人の上司だけですが、特定の部分に限っては、その人の上司から、「これの今年の目標はどうすればいい?」と相談されるようになったんです。

昇進はその後に勝手についてきました。

 

 

■全貌を聞く


なにかのプロジェクトに参加を要望されたり、プロジェクトの一部を依頼されたりした時に、まず気をつけるのは、

 全貌がわかるまでは引き受けない

ということです。

自分がプロジェクトリーダーでなければ、影響力は限定されますし、権限はほとんどありません。
しかし、そのプロジェクトの一部でも自分の現時点の権限範囲に含まれる所があれば、それをやってもらわないことにはプロジェクトが成立しません。
つまり、プロジェクトリーダーは、あなたにそれを依頼する以外、プロジェクトを完遂する方法がない、または困難になるわけです。

それを利用して、「まず全貌を説明してくれ。やるかやらないかはそれから」と答えるわけです。
そうすると、プロジェクトのリーダークラスを連れてきて、一生懸命?明してくれます。

■成否を握るアイディアを出す


そこで、次には自分が関わるところでプロジェクトの成否となるポイントに対して、「こうした方がいい」というアイディアを出します。それを採用するように強く働きかけるわけです。
このとき、相手(プロジェクトキーマンたち)は、プロジェクトの一分の仕事をお願いする立場なので、自分より弱いわけです。相手の弱みに突っ込むのは戦術の常套手段です。
※つまり、「オレの意見を通さないと協力しないぞ!」と暗にほのめかすということです。

多くの場合、これでキャスティングボードを握れます。

結果、自分の提案したアイディアなので、そのポイントの実行義務と権限が自分に移譲されるわけです。これを踏み台にしてどんどん意見を言える場を拡大していけばいいんです。

■戦略的に発言する


自分の権限範囲すなわち影響力を高めるためには、思いついたことを発言してはいけません。発現する前に「この発言は自分の権限拡大に資するか?」を常に考えて発言しましょう。

結果は自然についてきますよ。